若林はあわびパワーで3打差“岡本会”で堪能 上位も食う

[ 2015年11月7日 05:30 ]

2番、ティーショットを放つ若林舞衣子

女子ゴルフツアー スポニチ主催2015TOTOジャパンクラシック~伊勢志摩~第1日

(11月6日 三重県志摩市 近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 派手な飛び道具がなくても、マイウエーで若林が上位戦線に顔を出した。インから出て14番は6メートル、4番は5メートルを沈めてバーディー。13、1番のパー5では3打目勝負でスコアを伸ばした。

 1Wの平均飛距離は230ヤード。米ツアーも兼ねる今大会で、その非力さが際立つ上に前半はショットがぶれた。それでもボギーなしで68をマークし首位と3打差。「アプローチやパットで耐えることができたから伸ばせた」と胸を張った。

 2年ぶりに出場し、あの味を2年ぶりに堪能した。毎年、岡本綾子一門は会場近くの志摩観光ホテル内にあるフレンチ「ラ・メール」で「黒鮑(あわび)ステーキ 焦がしバターソース」を食すのが恒例。昨年、出場権がなかった若林は仲間から誘われたが「出場できない私に鮑を食べる資格はない」と練習に専念した。

 今季は出場を決め、3日にレストランへ行った。「ここの鮑は濃厚さが別格。おいしかったです」とかみ締め、今大会での自己最高スコアに結びつけた。「去年出られず悔しい思いもしたし、上を目指したい」。2年分の思いをスコアにぶつける。

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2015年11月7日のニュース