嘉風が殊勲、技能を受賞 敢闘賞は栃ノ心と勢

[ 2015年9月27日 19:30 ]

大相撲秋場所千秋楽

(9月27日 東京・両国国技館)
 大相撲秋場所千秋楽の27日、三賞選考委員会が開かれ、白鵬と鶴竜の両横綱と2大関を破って11勝の西前頭筆頭、嘉風が殊勲賞と技能賞を獲得した。ともに初受賞。

 ダブル三賞はことし春場所で殊勲と敢闘の関脇照ノ富士以来で、11勝で二つ選ばれたのは2005年九州場所で殊勲と敢闘の関脇琴欧州(しこ名は当時)以来となる。

 敢闘賞は、3年ぶりに復帰した小結で10勝の栃ノ心が5度目、東前頭12枚目で14日目まで優勝争いに加わり11勝の勢が3度目の獲得。ともに勝利が受賞の条件だった千秋楽の一番を制した。

 ▼嘉風(殊勲、技能)結果、気持ち、内容とすべてが充実した場所だった。楽しむことと、全力を出し切ること。この二つのことを考えていた。

 ▼栃ノ心(敢闘)(千秋楽は)どきどきしていた。2勝5敗から8連勝できると思っていなかった。本当にうれしい。来場所もいい相撲を取れるようにやっていきたい。

 ▼勢(敢闘)精いっぱい、千秋楽まで相撲を取り切れた。はたくのではなく、組んだら力負けせず、寄り切れるようになるのが目標。次の場所までもっと違った相撲を取れるように稽古していきたい。

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2015年9月27日のニュース