白鵬は休場決定的 宮城野親方「8割方そうなる」横綱昇進後は初

[ 2015年9月14日 20:58 ]

嘉風に引き落としで敗れた白鵬に座布団が直撃

 大相撲秋場所2日目の14日、初日から2連敗を喫した東横綱白鵬関(30)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が、3日目の15日から休場することが決定的となった。師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は14日夜、休場の可能性を問われ「8割方そうなる」と見解を語った。場所前の伊勢ケ浜一門の連合稽古で左膝を痛めたという。

 休場すれば、大関時代の2006年九州場所以来3度目で、07年名古屋場所の横綱昇進後は初めてとなる。史上1位の横綱連続出場は722日で、同1位の連続2桁勝利と昭和以降2位の連続勝ち越しは、ともに51場所で途切れてしまう。

 宮城野親方は「今まで痛いと言わなかった人間が痛いと言うんだから、よっぽど痛いんでしょう。この1カ月は休んだ方がいい」と治療を優先させる意向を示した。

 白鵬関は嘉風関に敗れた2日目の取組後に「脚を曲げると違和感がある。体と心が合わない」と不安を示した。師匠と相談後、病院で診察を受け「(膝の)皿がちょっとね。(出場の判断は)今はまだ分からない」と述べるにとどめた。15日朝に磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受け、最終的に休場するかどうか決める予定。

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2015年9月14日のニュース