ジョコビッチ フェデラー下し全米制す グランドスラム10度目V

[ 2015年9月14日 11:40 ]

全米オーブンで4年ぶり2度目の優勝を果たしたジョコビッチ(AP)

 テニスの四大大会今季最終戦、全米オープンの男子シングルス決勝は13日(日本時間14日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、世界ランク1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28、セルビア)が同2位で第2シードのロジャー・フェデラー(34、スイス)を6―4、5―7、6―4、6―4で下し、2011年以来4年ぶり2度目の優勝を果たした。グランドスラムは通算10回目の制覇で、ビル・チルデン(米国)に並ぶ歴代7位となった。

 雨の影響で試合時間が3時間以上遅れて始まった決勝戦は、ジョコビッチが第1セットの第4ゲーム中、コート内で転倒、右腕を擦りむき、出血。第5ゲームを落とし、2―3とリードされたが、直後の第6ゲームから調子を上げ、6―4で先取した。

 フェデラーも我慢のテニスで一進一退の第2セットを7―5で制すると、第3セットも一時リードしたが、ジョコビッチが強打で押し切り、第4セットはジョコビッチがペースを握り続け、フェデラーの猛追もかわし、栄冠を勝ち取った。

 ジョコビッチは全米で通算6回目の決勝進出だったが「日曜日はトロフィーを手にしたい」と語っており、宿願を果たした。直接の対戦成績は通算21勝21敗でタイとなった。

 ▼ジョコビッチの話 第4セット終盤の争いが厳しかったので、勝った瞬間は本当にホッした。この勝利をじっくりと味わいたい。

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