今井 少年女子B100M平泳ぎ&200個メ優勝

[ 2015年9月14日 05:30 ]

少年女子B100メートル平泳ぎで優勝した岐阜の今井月。200メートル個人メドレーとの2冠達成

 国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」は13日、和歌山市秋葉山公園県民水泳場ほかで行われ、競泳の少年女子B100メートル平泳ぎは今井月(るな、岐阜・岐阜西中)が1分8秒21で制し、2分13秒15の自己ベストで優勝した少年女子B200メートル個人メドレーと合わせ2冠を達成した。世界選手権金メダルの渡部香生子(東京・早大)と瀬戸大也(埼玉・早大)は成年男子、同女子の400メートルメドレーリレーに出場した。

 今井は優勝した平泳ぎの50分後に行われた個人メドレーで、自身の記録を塗り替える力泳でタイトルを獲得した。かつては「苦手」の背泳ぎとバタフライで差をあけられ「焦り」で後半に力を出し切れないでいた。だが、場数を踏んで冷静になることを覚え、平泳ぎと自由形で逆転するレース展開を体に染み込ませた。この日の2泳目までの遅れも想定内。最後、自由形の残り25メートルでトップを捉えると「最後は死ぬ気で泳いだ」と自己ベストを0・04秒更新して勝利をつかんだ。

 本職の200メートル平泳ぎには世界選手権金メダルの渡部がいる。15歳は「憧れている」という女王の背中を追って、これからも成長を続ける。

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2015年9月14日のニュース