藤本 腱しょう炎右手首に“毒バリ”療法で効果!4差4位

[ 2015年6月27日 05:30 ]

18番、第3打となるアプローチショットを放つ藤本佳則

男子ゴルフツアーISPSハンダグローバルカップ第2日

(6月26日 山梨県北杜市ヴィンテージゴルフ倶楽部=6774ヤード、パー71)
 11位から出たホストプロの藤本佳則(25=国際スポーツ振興協会)が6バーディー、3ボギーの68で回って通算6アンダーに伸ばし、首位と4打差の4位に浮上した。矢野東(37=フリー)が66をマークして通算10アンダーで単独首位に立った。通算7アンダーのイアン・ポールター(39=英国)らが2位につけている。
【第2R】

 最終9番パー5、藤本は3打目をピン80センチに寄せて短いパットを沈めた。雨の中、6つ目のバーディーで締めくくった。

 「もっと(いいスコアまで)いきたかったけど、まあこんなものかな」

 7番パー3では1打目を、16番パー4では2打目をいずれもグリーン手前のカラーまで運びながら3打を要してボギー。それでも「思ったよりゴルフになっている」という顔はほころんでいた。

 「右手首には痛みが残っている。でも1週間前に比べれば良くなった」

 腱しょう炎を抱える右手首に5月下旬から痛みが出た。前週は蜜蜂の毒針から取り出した毒をハリに塗って患部に打つ特殊な施術も受けた。体内に少量の毒を入れることで免疫力を引き出し、痛みや化膿(かのう)を軽減するという“毒バリ”療法。「打った後で結構腫れるし、かゆくなる」と副作用もあるが「でも効いてるんじゃないかな」と効果も感じている。

 大会を主催するISPS(国際スポーツ振興協会)所属のホストプロだけに「予選落ちしないで良かった。これで最低限の目標はクリアした」と息をついた。決勝ラウンドはツアー3勝目を視界に4打差を追いかける。

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2015年6月27日のニュース