キンクミ　ボミのキャディー熱血指導効果だ！３差７位

＜アースモンダミンカップ第２日＞イ・ボミ（右手前）の清水キャディー（右奥）から以前教わったことを実践してこの日好結果を出した金田（左）

女子ゴルフツアー、アース・モンダミン・カップ第２日

（6月26日 千葉県袖ケ浦市カメリアンヒルズ・カントリークラブ＝６５４１ヤード、パー７２）
　金田久美子（２５＝スタンレー電気）が６８をマーク、通算６アンダーで首位と３打差の７位に浮上した。４週前にキャディーを務めてもらった清水重憲氏（４０）の助言を生かし、ボギーなしで４バーディーを奪取。涙目になったほどの名参謀の熱血指導をプレーで示す。ママさんゴルファーの佐藤靖子（３６＝フリー）がこの日のベストスコアに並ぶ６７を出し、通算９アンダーで単独首位に立った。
【第２Ｒ】

　金田が陰の敏腕キャディーの教えを守った。インから出て１７番、２番、７番と好調なショットで１・５メートル前後につけてバーディー。ボギーなしで４バーディーを奪い、首位と３打差の好位置へ浮上した。

　「惜しいのもあったけれど、トータルで見たらいいゴルフでした。ノリさんのおかげ」。真っ先に感謝したのは０７年に谷口徹と上田桃子の男女同時賞金王のバッグをかつぎ、現在はイ・ボミの専属キャディーを務める清水氏だ。イ・ボミが休養した４週前のリゾートトラスト・レディースでタッグを結成。落ち際で左に曲がるドローボールの曲がり幅がきついことを気にするあまり、ピンではなく、かなり右を狙って打つ悪癖や、ミスショットをした時にクラブで地面を叩くしぐさを口酸っぱく注意された。

　「１０回ぐらい泣きそうになった。でも今は構えたところに戻ってくる感じで自信を持って打てる」と熱血指導のおかげで修正できたという。くしくもこの日はボミと同組。そばにいた鬼キャディー？の存在を意識し過ぎず、でも、助言通りのプレーをした。「これが終わったら２週間お休み。良い結果で終わりたい」。昨年陥落した賞金シード復帰へ、高額賞金大会で弾みをつける。