宇良 居反り出さず無傷7連勝で序ノ口優勝「信じられない」

[ 2015年5月23日 05:30 ]

序ノ口の全勝優勝が決まり、笑顔でガッツポーズする宇良

大相撲夏場所13日目

(5月22日 両国国技館)
 居反りなどの奇手を得意とする宇良が無傷の7連勝で序ノ口優勝を決め「優勝は信じられない。疲れもあってしんどかったので決まってよかった」と笑顔を見せた。序二段の琴宮倉を相手に、立ち合いで深く沈んで左へ変わる忍者のような相撲で本領を発揮した。注目の居反りは今場所ではチャンスがなかったが「いつか出る時まで見守っていただければありがたい」と序二段で迎える名古屋場所以降での挑戦に意欲を見せた。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)宇良(うら=本名宇良和輝)西9枚目、大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋。京都・鳥羽高―関学大から、ことし春場所初土俵。得意は居反り。1メートル72、113キロ。22歳。

 ▽幕下優勝(7戦全勝)高木(たかぎ=本名高木立太)東10枚目、金沢市出身、木瀬部屋。拓大相撲部から14年春場所初土俵。得意は押し。1メートル80、205キロ。23歳。

 ▼高木 先場所は負け越して悔しい思いをした。今場所は引かないところが良かった。(部屋に幕下力士が多く)追い付き、追い越せの気持ちでやってきた。(新十両が確実になり)夢じゃないかと思う。

 ▽三段目優勝(7戦全勝)相山(あいやま=本名相山拓也)東35枚目、埼玉県草加市出身、北の湖部屋。07年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り、下手投げ。1メートル72センチ、114キロ。23歳。

 ▼相山(7番相撲は)緊張して、今までにないくらいガチガチだった。(相撲を始めた)中学生の時から優勝がなかったのでうれしい。頭を上げないで相撲を取ったのが良かった。早く十両に上がりたい。

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2015年5月23日のニュース