笠 前夜“師匠”実家でチカラ飯 「全部いい」2差4位発進

[ 2015年5月8日 05:30 ]

10番、ティーショットを放つ笠

女子ゴルフツアー ワールド・レディース・サロンパス・カップ第1日

(5月7日 茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部東コース=6550ヤード、パー72)
 ツアー3勝の笠りつ子(27=京セラドキュメントソリューションズ)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、首位と2打差の4位につけた。開幕前日には男子プロの片山晋呉の実家で夕食をともにし、“ハンバーグ効果”で好発進した。65をマークしたイ・ボミ(26=韓国)が首位。宮里藍(29=サントリー)は72で回り、35位だった。
【第1R成績】

 今季はこれまで9戦に出場し、優勝が1回にトップ10入りが4回。絶好調の笠が勢いよく飛び出した。「良いゴルフができた。きょうは全部が良かったが、特にパターが入ってくれて満足」と笑みがこぼれた。

 午後スタートだったが「練習日よりグリーンが止まる感じがしたし、風もなくやりやすかった」と絶好のコンディションを味方につけた。インから出ると、14番で残り100ヤードの第2打を3メートルにつけてバーディーが先行。今年から会場が西コースから東コースに変更となったが「パターのタッチが合っていた」と意に介さず、15番は手前から10メートルのフックラインをねじ込んだ。折り返してすぐの1番でも手前から10メートルのバーディーパットを決めて心地よさそうに拍手を浴びた。

 開幕前日は茨城県内でコースからも近い男子プロの片山晋呉の実家で夕食会に参加した。所属事務所が同じで仲のいい飯島茜の紹介で片山からアドバイスを受けるようになり、3月のアクサ・レディースでは3年ぶりの優勝を飾った。片山は00、01年に今大会と同コースで開催されたキリン・オープンで優勝しており、食事会ではハンバーグにご飯3杯とおにぎり2つを平らげながら背中を押してもらった。技術的な話には及ばなかったが、緊張するメジャー大会直前に仲間と騒ぎながらリラックスできたことが何より。「ハンバーグ効果です」と早速、好スコアにつなげた。

 昨年12月から日々の良かったことをノートに書き記す“日記”を始めた。それ以降「頭の中が整理できるようになった」という。アクサ・レディースでの優勝もしっかりノートに記した。最近は「気分が乗らなくて書いていないなぁ。五月病ですね」と笑う。それでも、悲願のメジャータイトルを獲得した時は、さぞかし筆も躍ることだろう。

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2015年5月8日のニュース