ホッケー女子代表監督2人に 柳氏解任取り消され異常事態

[ 2015年5月8日 05:30 ]

 日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は7日、日本ホッケー協会から不当に解任されたとして取り消しを求めていた女子日本代表前監督で韓国人の柳承辰氏の申し立てを認める裁定を下した。裁定は拘束力を持つ。後任に永井祐司氏が就任しており、6~7月の16年リオデジャネイロ五輪予選を前に2人の代表監督が存在する異常事態となった。

 JSAAは日本協会が理事会ではなく、幹部による業務執行理事会で解任を決めた手続きを不適切と判断した。

 再登板は現実的に難しいとみられるが、会見した柳承辰氏は「めちゃくちゃな解任が競技団体として許されるわけがない」と語った。柳承辰氏は成績不振を理由に解任されていた。

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2015年5月8日のニュース