フラッシュにいら立ち…白鵬、出稽古で報道陣閉め出し

[ 2015年2月27日 18:13 ]

 大相撲春場所(3月8日初日・大阪市ボディメーカーコロシアム)で2度目の6連覇を目指す横綱白鵬が27日、大阪府大東市の湊部屋を訪れ、大阪入り後初の出稽古で新関脇照ノ富士、平幕逸ノ城らと15番取った。ただ自らの申し合い前に大勢の報道陣を閉め出す一幕もあり、審判部批判問題から続くピリピリムードは収まる気配がない。

 湊部屋が宿舎にする実業団相撲の摂津倉庫は、白鵬が入門前の2000年秋にモンゴルから身を寄せ、親方衆の前で選抜テストを行った場だ。いわば原点の地で、同郷の後輩に計7番胸を出した。ともに巨体を誇る23歳の照ノ富士、21歳の逸ノ城と右四つがっぷりの力相撲。逸ノ城の寄りに土俵を割った1敗にとどめ、幕内宝富士を鮮やかな内無双で転がした。

 部屋到着から約20分後、カメラのフラッシュにいら立ち、付け人を通じて一部テレビ局を除く報道陣全員に退室を指示。稽古場のドアも閉められ、終了後は無言で引き揚げた。所属部屋と違い、出向いた先での一連の行動は身勝手にも映る。湊親方(元幕内湊富士)は「こっちとしては撮ってもらって全然構わないのに…。報道陣の皆さんに申し訳ない」と複雑な表情を浮かべた。

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2015年2月27日のニュース