釜石SW 昇格ならず…後半突き放される、43歳伊藤は現役続行

[ 2015年2月15日 05:30 ]

トップリーグ入れ替え戦で、出場した選手をねぎらう釜石SWのロック伊藤(左)

ラグビートップリーグ入れ替え戦 釜石SW5―34クボタ

(2月14日 熊谷)
 3試合が行われ、日本選手権7連覇の新日鉄釜石を前身に持つ釜石シーウェイブス(SW)はトップリーグ13位のクボタに5―34で敗れ、来季の昇格を逃した。釜石SWは前半を5―13で折り返したが、後半に突き放された。他の2試合は、コカ・コーラ、豊田自動織機がそれぞれ勝って残留を決めた。これで来季のトップリーグは自動降格の宗像サニックスの代わりに自動昇格のホンダを加えた16チームが確定した。

 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石に、朗報は届けられなかった。釜石SWが前半は8点差で折り返したが、風下の後半は3PGを立て続けに決められ、その後も失点を重ねた。それでも三浦健博ヘッドコーチは「(入れ替え戦前の)トップチャレンジ出場を目標にし、達成できた一年。安定的に力を出せれば昇格できると思う」と手応えを口にした。今やチームの顔となった日本代表62キャップのロック伊藤剛臣は、練習中に左足首を捻挫して無念のスタンド観戦。試合後は選手一人一人をねぎらった43歳のベテランは「釜石の人に最後まで諦めない戦いは見せられた」と話し、現役続行も宣言した。

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2015年2月15日のニュース