山の神まさか…7区走る前に愛知失格 1区でたすき投げて渡す

[ 2015年1月18日 13:43 ]

第20回全国都道府県対抗男子駅伝
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 第20回全国都道府県対抗男子駅伝は18日、広島県広島市の平和記念公園前発着の7区間48キロのコースで始まり、1区で愛知が失格扱い、福井が棄権扱いとなる波乱のスタートとなった。愛知はたすきリレーが不完全。福井は脱水症状で1区の揚原佑(鯖江高)が完走できず、2区から繰り上げスタートとなった。

 愛知の1区走者・山藤篤司(愛知高)は7キロを走る1区から、3キロを走る第2区への中継所を目前にしたところでフラフラと蛇行し始め、コースに転倒。1度は立ち上がったものの直後に再びコースに倒れ込み、最後は道路に這いつくばりながら手に持っていたたすきを2区走者の蝦夷森章太(古知野中)に投げて渡した。

 投げられたたすきを受け取った蝦夷原はすぐに走り出し、レース続行。だが、山藤がたすきを投げたことで、しばらくしてから愛知の失格扱いが発表された。なお、投げられたたすきは、中継地点のラインにも届いていなかった。

 愛知は、青山学院大が初優勝を果たした正月の第91回箱根駅伝で山登りの5区を1位で激走して注目された神野大地(青山学院大)が、最長の13キロと設定されている最終の7区を任されていたが、走る前にチームが失格になるという不運に見舞われることとなった。

 ただ、愛知は失格となったものの、個人の区間記録は認められる方向で、愛知も福井もレースを続けた。

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2015年1月18日のニュース