佳純、涙の3冠達成!苦しかった1週間「どうなるんだろうと思った」

[ 2015年1月18日 16:10 ]

<全日本卓球選手権 女子シングルス決勝>森薗を破って優勝した石川がコートで涙から一転笑顔

卓球全日本選手権

(1月18日 東京体育館)
 女子シングルスで2年連続3度目の優勝を飾るとともに、混合ダブルス、女子ダブルスと合わせて史上3人目の3冠に輝いた石川佳純(21=全農)。試合後の優勝インタビューでは、その目はみるみる赤く染まった。

 「本当に苦しい1週間でした。シングルスは苦しい試合ばっかりで、なかなかうまくいかなくて」。

 昨年のシングルス女王として連覇を目指した。しかし、自分よりも若い世代が次々と台頭してくる中で、重圧も感じていた。「去年とは全然違って…」。必死に立ち向かってくる相手、そして自分自身の緊張。「どうなるんだろうと思った」。不安とも戦った。

 準決勝では前田美優(18=希望が丘高)に1―3と追い込まれたが、そこから執念の3ゲーム連取で逆転勝ちを飾り、女子では史上2人目、60年の山泉和子以来54大会ぶりの3冠へとつなげた。

 「苦しい試合だったが勝てたことは大きな自信になりました。私もまだ21歳なので、また向かっていきたいと思います」。最後は笑顔で語った石川は、さらなる高みへと視線を向けていた。

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