カド番豪栄道 決意の出稽古「やることやって本場所迎える」

[ 2014年12月29日 05:30 ]

稀勢の里を押し出す豪栄道(左)

 大相撲の初場所(来年1月11日初日、両国国技館)をカド番で迎える大関・豪栄道(28=境川部屋)が決意の出稽古を行った。志願して東京都江戸川区の田子ノ浦部屋に出向き、大関・稀勢の里、小結・高安と30番取って15勝15敗。稀勢の里には終盤にスタミナ切れして9勝14敗と負け越したが「力を抜かない相手なので、ちょっと気を抜いたら吹っ飛ばされる。そういう意味でいい稽古ができた」とすがすがしい表情を浮かべた。

 東京場所前に出稽古するのは昨年夏場所前に旧鳴戸部屋に出向いて以来、約1年半ぶり。その理由は5勝10敗だった先場所に稀勢の里と高安に敗れたこともあるが、何よりもカド番の身として「やることをやって本場所を迎えたい」から。「重圧はありますよ。でもそこで負けてもしようがない」。強い心を持って場所に挑むことを誓った。

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