卓球最年少優勝の美宇&美誠 鼻血出しながら475万円「貯金します」

[ 2014年12月14日 19:07 ]

ワールドツアー・グランドファイナル女子ダブルスで最年少優勝した伊藤美誠(左)と平野美宇

 卓球のワールドツアー・グランドファイナル女子ダブルスで初優勝した14歳ペアの平野美宇(エリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツ)が14日、羽田着の航空機で帰国した。

 14歳での優勝は史上最年少で以前は03年の郭躍(中国)が同じくダブルスで優勝した15歳が最年少だった。伊藤は「優勝を目指していたので嬉しいし、ビックリした。決勝の相手は(優勝した)ドイツ・オープンでも勝っていたのでプレッシャーもあった」と話し、平野も「目標にしていたが、レベルの高い試合だったので優勝できるとは思っていなかった」と笑顔を見せた。

 準決勝では格上のシンガポールペアと対戦。3-1とリードした第5ゲームで伊藤が鼻血を出すハプニングに見舞われた。「大きい大会で鼻血が出たのは初めて。主審が気づいてくれなくて」と苦笑い。平野も気づかなかったが、「あ、出てる。本当だ」と冷静に気づき、コーチの指示で副審に訴え、試合を止めてもらったという。

 試合と途中で止めるのは初めてだったが、動じることなく金星を挙げ「いい経験になった」と振り返った。優勝賞金は4万ドル(約475万円)については、2人も「貯金します」と元気に答えた。

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2014年12月14日のニュース