日本代表ガード富樫 増量で生き残りを目指す「出場時間多くもらえるよう努力」

[ 2014年10月29日 21:31 ]

 11月に開幕するNBAの下部リーグ、Dリーグに挑戦する富樫勇樹(21)が増量して生き残りを目指す。29日はWOWOWのNBA中継でゲストを務めた後、東京・六本木のニコファーレで行われた開幕戦のパブリックビューイングにもゲスト参加した。

 「NBAには近づいていると思うけどまだ少し遠い。足りないものがある。今年Dリーグでプレーすることはポジティブにとらえている」。日本代表ガードの富樫は15日にマーベリクスと契約したが、契約時の方針通りに解雇されて下部リーグ行きが決まった。2日に再渡米し、3日からはテキサス・レジェンズのキャンプに合流。渡米後に正式に契約を締結する見通しで、まずはチーム内の争いが待っている。「ポジション争いに勝って出場時間を多くもらえるように努力したい」と抱負を述べた。

 課題のフィジカル面を改善するために11月1日から「味の素」とも契約し、栄養面のサポートなどを受けながら現在の63キロから「70キロで走れる体」へと肉体改造を図る。身長も1メートル67と小柄な富樫は、マーベリクスのキャンプで「(サンズの)アイザイア・トーマス、J・J・バレア、クリス・ポール。小さい選手のプレーをたくさん見た方がいい」とアドバイスを受けたという。「トーマスは登録は1メートル75だけど、1メートル70あるかないかだとみんなが言っていた。自分と体格の変わらない選手がNBAでやっている。自分もそうなれればいい」と昨季は平均20得点を挙げたポイントガードの存在を励みにしていた。

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2014年10月29日のニュース