瀬戸 “捨て身”奏功V!ライバル萩野との直接対決に弾み

[ 2014年10月29日 05:30 ]

<水泳競技大会FINAスイミングワールドカップ2014東京大会 男子400M個人メドレータイム決勝>男子400メートル個人メドレーを制した瀬戸

 競泳のW杯東京大会第1日は28日、東京辰巳国際水泳場短水路(25メートル)で行われ、男子400メートル個人メドレーは瀬戸大也(20=JSS毛呂山)が3分59秒91で優勝した。同200メートルバタフライは1分49秒68の好タイムで2位。萩野公介(20=東洋大)は100メートル個人メドレーを52秒03で制し、同100メートル自由形は47秒57の5位だった。同100メートル背泳ぎでは入江陵介(24=イトマン東進)が50秒53で2位に入った。

 瀬戸がタフなレースを泳ぎ切った。まずは専門種目の400メートル個人メドレー。得意の平泳ぎで後続を引き離し頂点に立った。「金メダルを獲りたかった。(12月の)世界短水路選手権につながる」。昨夏世界選手権で頂点に立ったが、今季はうまくペース配分ができず苦戦。「気持ちに限界をつくっている」と分析し、捨て身で飛ばしたことが奏功した。

 真骨頂は約55分後に行われた200メートルバタフライ。ロンドン五輪金で短水路世界記録保持者のチャド・レクロー(南アフリカ)と競り合い、100メートルのラップタイムは想定の53秒0より速い52秒91。150メートル付近では一時トップに立ち、日本記録に0秒18届かなかったが自己ベストを1秒以上更新した。

 「49秒台が出るとは思っていなかったのでビックリした」。29日、200メートル個人メドレーでのライバル萩野との戦いを前に自信を取り戻した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年10月29日のニュース