アジア大会銀・鈴木 貫禄の大会新V「勝たないといけない」

[ 2014年10月21日 05:30 ]

成年男子1万メートル競歩決勝 39分6秒43の大会新で優勝した石川・鈴木雄介

 国民体育大会は20日、長崎県立総合運動公園陸上競技場ほかで第9日を行い、陸上の成年男子1万メートル競歩は仁(イン)川(チョン)アジア大会20キロ競歩銀メダルの鈴木雄介(石川・富士通)が39分6秒43の大会新記録で優勝。谷井孝行(富山・自衛隊)は6位だった。成年女子やり投げは海老原有希(栃木・スズキ浜松AC)が60メートル25の大会新で制した。柔道の少年男子は決勝で愛知が東京を2―1で破って初優勝。ラグビー成年(7人制)決勝は、佐賀(選抜)が延長の末に24―19で愛知(選抜)に勝って初制覇した。

 陸上成年男子1万メートル競歩で鈴木が2大会ぶりに制し「周りも自分が勝つと思っていただろうし、勝たないといけなかった」と誇らしげに振り返った。仁川アジア大会の20キロ競歩で2位となった後、11日の全日本実業団対抗選手権では日本記録更新を「狙って」果たし、アジア記録まで塗り替えた。

 この日も連戦の疲労を全く感じさせず、来年8月の世界選手権(北京)で金メダルを狙う。「あしたから北京(への道)が始まると思って練習する」と貪欲だった。

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2014年10月21日のニュース