遠藤 白鵬から叱咤の“誕生祝い”秋巡業ぶつかり稽古5分間

[ 2014年10月21日 05:30 ]

横綱・白鵬とぶつかり稽古を行った遠藤

 大相撲の秋巡業が兵庫県丹波市で行われ、和製ホープの遠藤(24=追手風部屋)は横綱・白鵬にぶつかり稽古で胸を出してもらい“1日遅れの誕生日プレゼント”を受け取った。

 関脇・豪風、元三役の安美錦のベテラン2人と申し合いを終えた遠藤の前に現役最強力士がすかさず立った。「押せ!」と場内に響き渡る大声で叱咤(しった)。約5分間、ホープは倒され、土まみれになりながら押し切って拍手を浴びた。

 前日(19日)は遠藤がイベント出演で稽古の土俵に上がれず、実現しなかった人気力士の“共演”。白鵬は「幕内の水に慣れてきたようだ」と成長を認めながらも「(上背がない分)稽古でカバーしていかないと。もっとやらないといけない」と一層の精進を促した。

 尾車巡業部長(元大関・琴風)は「番付が下の力士と30番やるより、上の力士と1番やる方が力は付く。せっかくの機会だから元気良く“親の敵”とでも思って当たればいい」と若手らしい威勢の良さを求めた。遠藤は「出稽古になかなか行けないから巡業でも、しっかり稽古したい」と成長を誓った。

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2014年10月21日のニュース