ラオニッチはいいライバル 錦織「若い選手で盛り上げて…」

[ 2014年10月6日 05:30 ]

優勝を決め、笑顔で会見に臨む錦織

男子テニス楽天ジャパン・オープン最終日 決勝

(10月5日 東京・有明テニスの森公園)
 【錦織に聞く】

 ――ラオニッチのサーブはどうだったか?

 「他の試合を見ていても220、230キロを出していて、こんなやつに勝てるのかと思った。フォームを読んだり、立ち位置を変えたり、やるべきことをやった。集中力をいかに保つかがキー」

 ――接戦だった。

 「雨が降って室内になったので、相手のサーブが速かった。第1セットのタイブレークを取れたのが幸運だった」

 ――最後はどんなことを考えていたか?

 「最後はサービスキープだけを考えていた。4―3から頭がどこか行っちゃって何も考えられなかった。ボールに食らいつくことだけを考えた」

 ――たくさんの声援があった。

 「観客の皆さんの後押しで優勝できた。ホームアドバンテージで助けられた。来年も(ポイントを)ディフェンドできるように帰ってきたい」

 ――自身のサーブも良かった。

 「第1サーブ(の確率)が良かった。ただ、思っていた以上に相手のリターンがいいときがあって、苦労した」

 ――ラオニッチの存在は?
 「いいライバルだし、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。ライバルである以上仲良くはできないが、若い選手たちで(男子テニス界を)盛り上げて、上に行けたらいい」

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2014年10月6日のニュース