元関脇・若秩父の加藤高明さん死去 75歳 豪快塩まきで人気

[ 2014年9月18日 05:30 ]

若秩父時代の加藤高明氏

 大相撲元関脇・若秩父、元日本相撲協会監事の加藤高明(かとう・こうめい)氏が16日午後6時45分、肝不全のため東京都三鷹市の病院で死去した。75歳。埼玉県出身。葬儀・告別式は23日午前11時半から東京都杉並区井草1の3の10、杉並セレモニーホール=(電)03(3395)1500=で。喪主は長男治(おさむ)氏。

 54年夏場所に花籠部屋から初土俵を踏み、58年秋場所に19歳で新入幕。富樫(後の横綱・柏戸)らとともに「ハイティーントリオ」と注目され、豪快な塩まきも人気があった。1メートル75、150キロの体を生かした左四つ、寄りで63年名古屋場所新関脇。糖尿病に苦しみながら、幕内在位51場所で敢闘賞を2度受賞した。68年九州場所限りで引退後は常盤山親方として後進を指導した。

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