萩野 ライバル名冠した会場で主役張る 朴泰桓と「勝負」

[ 2014年9月18日 05:30 ]

アジア大会本番会場での初練習で平井伯昌監督(右端)、地田麻未(中央)らと談笑する萩野公介(左端)

 仁川(インチョン)アジア大会(19日開幕)に出場する競泳男子の萩野公介(20=東洋大)が17日、現地入りし、本番会場で約1時間の調整を行った。

 競泳会場の文鶴水泳場は、08年北京五輪男子400メートル自由形金メダルで今大会にも出場する韓国の英雄・朴泰桓(24)の名を冠し、国内では「朴泰桓水泳場」と命名されている。「(朴は)競泳選手なら誰でも知っている素晴らしい選手。全力を出し切って、どれくらいの勝負ができるか」と闘志を高めた。

 8月のパンパシフィック選手権400メートル自由形で、萩野は朴に1秒41差をつけられて銀メダルに終わった。「勝負にビビって前半遅く入ってしまった」と振り返った20歳は「もっといい勝負ができるように、前半から積極的にいきたい」とレースプランを練っている。「楽しみだし、特別な大会になる」と言う自身初のアジア大会は16年リオデジャネイロ、20年東京五輪に続く重要なステップ。最大8種目の出場で複数金メダルを目指すマルチスイマーが、朴泰桓水泳場で主役を演じる。

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2014年9月18日のニュース