日本「ハイブリッド6」でロシアに逆転勝ち 初優勝へ好発進

[ 2014年8月21日 05:30 ]

ロシアに逆転勝ちし喜ぶ木村(3)ら日本

バレーボール女子ワールドグランプリ決勝ラウンド初日

(8月20日 東京・有明コロシアム)
 3試合が行われ、世界ランキング3位の日本は同6位のロシアを3―1で破った。ミドルブロッカー(センター)の人数を変幻自在に変えてアタックに注力する「ハイブリッド6」が機能し今月2日の予選ラウンド・トルコ大会で1―3で敗れた相手に雪辱。ロシアには昨年11月のワールドグランドチャンピオンカップ以来、公式戦4試合ぶりの勝利となった。

 新戦術「ハイブリッド6」で強敵ロシアに逆転勝ち。象徴的だったのが2―1で迎えた第4セットだ。終始ミドルブロッカー(センター)を起用せずにアタックに注力。相手の高いブロックを多彩な攻撃で幻惑した。前日に選手に新戦術の名称と意図を説明したという真鍋監督は「1人目が失敗したら2人目がフォローする。まさにハイブリッド」と手応え。チーム最多17点の木村沙織(東レ)も「後半は江畑(日立)が打つコースを変えたり修正できた。ハイブリッドは全員力。それをコートで全うしたい」。悲願の初優勝へ好スタートを切った。

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2014年8月21日のニュース