最終戦で一矢 日本全敗回避 南部監督「再建の一歩に」

[ 2014年6月30日 05:30 ]

日本―ドイツ 第2セット、スパイクを放つ清水

バレーボール男子 ワールドリーグ越谷大会最終日

(6月29日 埼玉県・越谷市立総合体育館)
 1次リーグD組の最下位が確定していた日本はドイツに3―2で競り勝って初白星を挙げ、1勝11敗で大会を終えた。サーブレシーブが安定した日本はエース清水(パナソニック)の強打などで第1、第2セットをともに25―22で連取。続く2セットはドイツの高さに押されて落としたが、第5セットを17―15で奪い、5月から指揮を執る南部監督が初勝利を手にした。

 日本が最終戦で一矢を報いた。ドイツを破り、南部監督に初白星をプレゼント。両チーム最多の23本のスパイクを決めた清水は「みんなが力を合わせた勝利」と喜んだ。サーブとレシーブが機能した最初の2セットは日本が目指す組織的バレーが形となった。第5セットは劣勢から逆転。主将の越川は「我慢して勝てたことがプラスになる」とチームの成長を強調した。今大会で若手を起用した指揮官は「世界との差はかなり開いている。この勝利を再建の一歩にしたい」と誓った。

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2014年6月30日のニュース