大台へ白鵬が東横綱、豪栄道14場所連続関脇 名古屋場所新番付

[ 2014年6月30日 12:00 ]

名古屋場所の新番付が発表され、笑顔で記者会見する横綱白鵬=30日午前、名古屋市緑区の宮城野部屋宿舎

 日本相撲協会は30日、大相撲名古屋場所(7月13日初日・愛知県体育館)の新番付を発表し、大鵬、千代の富士に次いで史上3人目となる優勝30度の大台が懸かる横綱白鵬が3場所続けて東正位に座った。横綱在位42場所は朝青龍と並び史上8位。他の2横綱は日馬富士が西、9勝の新横綱場所から巻き返しを期す鶴竜が東となった。

 大関は先場所13勝の稀勢の里が東、先場所は5勝10敗で3度目のかど番を迎える琴奨菊が西。

 新三役と新入幕はいなかった。東の関脇豪栄道は魁皇を抜いて昭和以降単独トップの14場所連続在位を記録した。先場所10勝の栃煌山が3場所連続で西関脇。小結は東にベテラン安美錦が8場所ぶりに復帰し、35歳8カ月で戦後7番目の年長で三役昇進を果たした。西はブルガリア出身の碧山で11場所ぶり。ホープの遠藤は2場所連続負け越しで西前頭5枚目に下がった。

 再入幕は鏡桜、東龍、若の里の3人。若の里は37歳11カ月で昭和以降5番目の年長入幕となった。新十両は横綱8人を生んだ相撲どころの北海道から13年ぶりに誕生した関取の旭大星、初土俵から所要85場所で史上4位タイのスロー出世となる若乃島、埼玉栄高出身の大栄翔の3人。再十両はグルジア出身の元小結栃ノ心、希善龍、栃飛龍の3人だった。

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