東海大 圧勝7連覇 7人制男子団体最多記録伸ばした

[ 2014年6月30日 05:30 ]

V7を達成した東海大柔道部員と関係者は指で7の字を作り大喜び

柔道全日本学生優勝大会最終日

(6月29日 東京・日本武道館)
 体重無差別の7人制団体で争われる男子は、決勝で東海大が日大を4―2で下し、大会7連覇を達成した。今年の全日本選手権を制した王子谷剛志主将(4年)や世界選手権90キロ級代表のベイカー茉秋(2年)を擁する東海大は、1―2で迎えた三将戦以降で3連勝。史上最多の連覇記録をさらに伸ばした。

 リードされても、王者に「誤算」はなかった。上水研一朗監督は王子谷主将以降に控える4選手に全幅の信頼を置いていた。期待に応えるように1年生のウルフ・アロンとベイカーが連勝し、逆転。大将戦を残して7連覇を決めた。

 先月の東京学生優勝大会もV。エース格がそろうオーダーで「危機感を共有することが難しかった」という指揮官は、W杯1次リーグで敗退した前回王者スペインの話を選手に話した。「どんなに充実していても誤算はある」。雰囲気は一気に引き締まったという。

 王子谷ら4年生は東海大相模高時代、3大大会全てで国士舘高に敗れた世代。上水監督に「4年間、団体戦は勝たせてやる」と約束されていたという王子谷は「この1週間は眠りが浅かったけど、ホッとした」と安どの表情を浮かべた。

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2014年6月30日のニュース