義足選手ピストリウス被告に精神障害なし 検察が鑑定結果開示

[ 2014年6月30日 19:59 ]

 自宅で恋人の女性=当時(29)=を射殺したとして、殺人罪などに問われた南アフリカの両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス被告(27)=保釈中=の公判で、検察側は30日、事件当時、被告に精神障害はなかったとする鑑定結果を明らかにした。南ア通信が伝えた。

 弁護側は被告の不安障害が事件に影響した可能性があると指摘。首都プレトリアの高裁が5月中旬、精神鑑定の実施を命じた。検察側は公判が再開された30日、鑑定結果を基に「被告の善悪を判断する能力に問題はなかった」と主張した。

 ピストリウス被告は昨年2月、プレトリアの自宅でトイレに向かってドア越しに発砲、中にいた女性が死亡した。検察側は口論の末に射殺したと主張、弁護側は強盗と勘違いしたとしている。(共同)

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2014年6月30日のニュース