錦織 初16強へ準備 日没順延から一夜、サーブの打ち込み集中 

[ 2014年6月30日 08:55 ]

日没順延となった男子シングルス3回戦を前に調整する錦織圭

 テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権で男子シングルス第10シードの錦織圭(日清食品)は、日没順延となった3回戦から一夜明けた大会休養日の29日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで汗を流し、30日に最終セット3―3から再開する一戦に備えてサーブの打ち込みに集中した。

 世界ランキング132位のシモーネ・ボレリ(イタリア)との試合は序盤に第1サーブの不調から後手に回り、ストローク戦でもバックハンドをネットにかけるミスが目立った。この日は緊迫感の漂った雰囲気で、初の16強入りへショットの調整にも余念がなかった。

 24歳の錦織にとって「どの四大大会より思いは強い」と語る芝の聖地で3回戦は関門だ。昨年はシード選手のセッピ(イタリア)にフルセットで屈し、2年前は元全米覇者のデルポトロ(アルゼンチン)に敗れた。最終盤から再開するボレリとの試合は立ち上がりが重要になる。(共同)

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2014年6月30日のニュース