雷雨にも負けず 美香、反撃「後半我慢」で予選通過

[ 2014年6月30日 05:30 ]

2番でティーショットを放つ宮里美香

USLPGAツアーアーカンソー選手権第2日

(6月29日 米アーカンソー州ロジャーズ ピクナルCC=6386ヤード、パー71)
 第2ラウンドは雷雨中断から順延となって約半数の選手がホールアウトできず、翌29日に第2ラウンドの残りが行われた。77位から出た宮里美香(24=NTTぷらら)は3バーディー、1ボギーの69と巻き返し、通算1アンダーの141で44位で予選を通過した。12年大会優勝の宮里藍(29=サントリー)は72と伸ばせず、通算1オーバーで予選落ち。66で回ったミシェル・ウィー(24=米国)が通算10アンダーで首位に立った。

 意地を見せた。宮里美は初日こそ出遅れたが、2日目は3バーディーを奪ってホールアウト。順延で順位確定は翌29日までずれこんだが、しっかり予選を通過した。

 前半の6、7番で連続バーディーを奪うなど序盤から波に乗った。その後はチャンスで決め切れずに我慢のゴルフが続いたが、最終18番で3メートルの下りのバーディーパットを沈めた。「後半はよく我慢できた。アンダーパーで回れた」と白い歯をのぞかせてうなずいた。

 一昨年は2位、昨年は3位と2年連続で優勝争いをした相性のいい大会でもある。今回はまだ上位に絡めていないが「最終ラウンドが1ラウンドしかないので上を狙えるチャンスが少ない。でも、信念を持ってプレーできたら、パットも入ると思う」と前向きだった。

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2014年6月30日のニュース