元・天才少女ついに…ウィー 初女王に「信じられない」

[ 2014年6月24日 05:30 ]

17番ホールでバーディーを奪いガッツポーズのミシェル・ウィー(AP)

USLPGAツアー全米女子オープン最終日

(6月22日 米ノースカロライナ州パインハースト パインハースト・リゾート=6649ヤード、パー70)
 天才少女と呼ばれたウィーがついに頂点に立った。「素晴らしい戦いだった。まだ勝ったことが信じられない」。感極まった表情で語った。

 24歳にして既に11度目の出場。念願のビッグタイトル獲得は重圧との戦いでもあった。リードを保っていた終盤にヤマ場が訪れた。16番パー4の第2打を右の茂みに打ち込んだ。ボールを見つけ出すとアンプレアブルを選択。ダブルボギーとなり、既に終了していたS・ルイスとの差は1打に縮まった。だが、17番、6メートルのバーディーパットをねじ込み耐えた。

 1メートル83の長身で飛距離は抜群。アマチュアにしてメジャー2位の実績をつくって05年にプロとなったが、その後は故障やパットのスランプに苦しみ続けた。しかし、今季は4月に米ツアーで4季ぶりに勝つなど安定感を増していた。18番の第2打をグリーンに乗せると勝利を確信したファンの大歓声を浴びた。「最高の気分でフェアウエーを歩くことができた」。大器がようやく花開いた。

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