上原 重圧に負けた…最終日崩れ3位から失速25位

[ 2014年4月1日 05:30 ]

最終ラウンド、3番でラインを読む上原

USLPGAツアー起亜クラシック最終日

(3月30日 米カリフォルニア州カールスバッド アビアラGC=6593ヤード、パー72)
 3位から出た上原彩子(30=モスフードサービス)は5オーバーの77と崩れて、通算3アンダーで25位に終わった。米ツアーでは初めての優勝争いで重圧に屈した。宮里藍(28=サントリー)は70で通算4アンダーの24位。野村敏京(21=フリー)は72で通算1アンダーの39位。67で回ったアンナ・ノードクイスト(26=スウェーデン)が通算13アンダーで優勝。ツアー通算4勝目を挙げた。

 沖縄の後輩たちが突き破った米ツアーの壁は、想像以上に厚かった。前日はさえわたったパットがことごとくカップに嫌われ、何度も天を仰いだ。「後半はパットのスピードを全然合わせられなかった。それが敗因。いいショットもあったのに、かなり悔しい」。25位に終わり肩を落とした。

 米ツアーでは経験のない優勝争い。「緊張」はなかったというが、1番で2メートルのパーパットを外し、いきなりつまずいた。5番のバーディーで取り戻したが、パー5の8番はディボットから打った残り90ヤードの第3打を池に入れてダブルボギー。優勝争いから脱落した。後半は3パットが2度に、16番はカラーからパターで4打を要し、「いくらチャンスにつけても、(パットが)入らないと勝てない」と反省しきりだった。

 それでも同組でプレーしたノードクイストが優勝し、「勝つためにどういうプレーをしないといけないっていうのも見られた」と収穫を強調した。海外メジャー初戦の、クラフト・ナビスコ選手権(3日開幕、米カリフォルニア州)で今大会の悔しさをぶつける。

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2014年4月1日のニュース