高2森田遥3差8位でアマV見えた!大会史上初予選突破

[ 2014年3月16日 05:30 ]

3番、ティーショットを放つ森田遥

女子ゴルフツアーヨコハマタイヤPRGRレディース第2日

(3月15日 高知県香南市 土佐カントリークラブ=6232ヤード、パー72)
 女子高生アマチュアの森田遥(17=高松中央高2年)が3バーディー、1ボギーの70をマークし、首位と3打差の通算1アンダー、8位に浮上した。この大会でアマが予選を突破するのは初めて。最終日は史上2位の年少優勝&史上4人目のアマVに挑む。宋ボベ(28=フリー)が、通算4アンダーで単独首位、藤本麻子(23=富士通)が1打差の2位につけている。

 数々のアマチュアが阻まれた壁を森田遥が、あっさり越えた。70を出して堂々の8位で予選を突破。7回目を迎える大会で初のアマの予選通過者となり「素直にうれしい」と笑った。

 ただ、色白の17歳には、少し不満も残ったようだ。「もうちょっといけそうだった。パットを決めなければならないところで決められなかったのが痛かった」。意識したのは予選通過ではなく、いかにスコアを伸ばすか。「ミドルアイアンとロングアイアンが思ったところに行った」というように、この日はアイアンショットがさえ、3つのバーディーパットはすべて1・5メートル以内。だからこそ13番の3メートル、14番の1・5メートルのチャンスを外したことを悔やんだ。

 昨年の日本女子アマを制し、日本女子オープンでは24位。尊敬するゴルファーは、高校時代にツアー優勝を果たした宮里藍という。「宮里さんはキラキラしてみんなに愛されている」。首位との3打差をひっくり返して、逆転優勝すればその宮里らに並ぶ史上4人目のアマVとなり、12年サントリー・レディースの金孝周(キムヒョージュ)の16歳332日に次ぐ17歳240日での年少記録をマークする。

 「優勝したいかと言われればしたいですが、コツコツと頑張っていきます」。中国人の両親は卓球の選手&指導者として来日し、2人が生活の拠点を置いた香川県で生まれ育ったうどんが大好きな“うどん県人”。地元の名物同様、粘り“こし”を出して優勝争いに食らいつけば、快挙も決して夢ではない。

 ◆森田 遥(もりた・はるか)1996年(平8)7月19日生まれ、香川県出身。9歳からゴルフを始め、12年全国中学ゴルフ選手権春季大会優勝、13年日本女子アマ優勝。これまでプロツアー14試合に出場し、最高成績は13年サントリー・レディース14位。得意クラブはパター。1メートル64、51キロ。

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