遼3日目もスコア落とし4オーバー65位 13番で痛恨ダボ

[ 2014年3月16日 05:30 ]

第3ラウンド、6番でアプローチショットを放つ石川遼

USPGAツアーバルスパー選手権第3日

(3月15日 米フロリダ州パームハーバー イニスブルック・リゾート(7340ヤード、パー71)
 第3ラウンドがスタートし、首位と10打差から出た石川遼(22=CASIO)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーで通算4オーバーの65位とした。前日は2バーディー、3ボギーの72とスコアを落としたが、通算3オーバー。カットラインぎりぎりの64位で09年大会以来5年ぶりに予選を通過していた。

 3日目も課題のショットが浮き沈みを見せた。5番パー5。石川は残り101ヤードの第3打をピン横1メートルにピタリとつけるナイスショットで楽々バーディーを奪った。しかし、8番でティーショットを右に大きく曲げて、ボギーとすると、続く9番も再びティーショットが右に曲がり、痛恨の2連続ボギーを叩いた。

 前日のホールアウト後には「理想のスイングが100とすると、1もできていない。自分のやりたいことにトライすらできていない」と厳しい自己評価を下していた。今年に入ってからスイング時の体の開きを改善しようと努めているが、この日はまだ手応えをつかみきれなかったようだ。

 それでも、09年大会以来4年連続で予選落ちを喫した苦手コースで、決勝ラウンドを戦うことは大きな意味がある。完璧を追い求める22歳は「試合の中でアプローチやパターは磨かれていく。ショットも練習場で良くても、それは身についたとは言えない。コースでできて、体に染みついていく」ときっぱり。11、14番パー5でバーディーも、13番でダブルボギーを叩くなどスコアを伸ばせなかった。

 70で回ったロバート・ガリガス(米国)が通算8アンダーで首位を維持。68をマークしたケビン・ナ(米国)が1打差の2位につけた。

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