バイアスロン運営ミスに出来島「何で、と思いながら審判に従った」

[ 2014年3月15日 18:43 ]

 14日に行われたソチ冬季パラリンピックのバイアスロン女子12・5キロ立位で、運営ミスにより順位を下げた出来島桃子(新発田市役所)が15日、当日の状況について「何で、と思いながらも審判が(本来のコースを)とおせんぼしていたので従った」と語った。

 レースは1周2・5キロのコースを使用するはずだったが、標識の設置があいまいで多くの選手が1周目に3キロの男子のコースに入ってしまった。出来島は先行した選手が違うコースへ入るのを見て「何でそっちに行っているの」と疑問を抱いたという。正規のコースで終盤までトップを守ったが、最終周で他の選手と同様に男子のコースを滑るように指示されて余分な距離を走ったため、7位となった。

 日本選手団のノルディックスキー距離、バイアスロンの荒井秀樹監督は、国際パラリンピック委員会(IPC)に抗議することを表明した。(共同)

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2014年3月15日のニュース