日本フェンシング協会会長辞任、理事10人交代 不適切経理で

[ 2014年3月15日 20:02 ]

 日本フェンシング協会は15日、東京都内で理事会と総会を開き、前事務局長による不適切な会計処理問題の責任を取って理事20人のうち10人が交代し、山本秀雄会長(67)が辞任して後任に星野敏氏(52)が就任した。任期は来年3月末まで。

 理事会では20人の理事全員が一度辞任した。役員のスリム化のため理事数を15人に減らし、業務の円滑な遂行のため10人を再任、新たに選手代表として男子サーブルの徳南堅太(26)=デロイトトーマツコンサルティング=や弁護士ら5人を選んだ。

 星野氏はパチンコ事業などを展開し、実業団チームを抱えるネクサス社長を務める。

 同協会では前事務局長が国の補助金を使った強化事業で宿泊費を水増し計上し、約1890万円を不正受給。また遠征費では自己負担すべき金額以上の額を選手に出させ、約3280万円の収入を得ていた。いずれも私的流用の事実は確認されなかった。

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2014年3月15日のニュース