大砂嵐―里山は3分超え熱戦 息絶え絶えの長丁場

[ 2014年1月14日 20:28 ]

大砂嵐が寄り倒しで里山を破る

大相撲初場所3日目

(1月14日 両国国技館)
 中入り後最初の一番、大砂嵐―里山は3分11秒余りと、ともに息絶え絶えの長丁場の熱戦だった。

 立ち合いで大砂嵐が右でかち上げにいくが、潜って空振りさせた里山が前まわしをつかんで食い下がる。大砂嵐は肩越しに左上手を取る形になり、ともに攻め手がない。途中で里山が「もじゃもじゃして邪魔だった」と相手の下がりを取って投げ捨てる珍しい場面もあった。最後は力ではるかに勝る大砂嵐がまわしを引き付けて寄り倒した。

 大砂嵐は「里山関は低くて嫌。下のテクニック(前さばき)もうまい」と疲弊した表情。消耗戦で敗れた幕内最軽量123キロの里山は「勝たんといかん。もう一回やらせてほしい」と悔しさをあらわにした。

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2014年1月14日のニュース