男子団体追い抜き五輪絶望 転倒の先頭阿部がっくり

[ 2013年11月18日 05:30 ]

男子団体追い抜きで途中棄権し、五輪出場が絶望的となった日本の(手前から)阿部、中村、ウィリアムソン

 スピードスケートW杯第2戦第2日は米ソルトレークシティーで行われ、16日の男子団体追い抜きで、阿部大輝(クレアシオン)中村奨太(ロジネットジャパン)ウィリアムソン師円(山形中央高)が組んだ日本は、阿部が転倒して途中棄権し、ソチ五輪出場が絶望的となった。女子1500メートルでは田畑真紀(ダイチ)が1分54秒70の12位だった。高木菜那(日本電産サンキョー)は16位、菊池彩花(富士急)は19位。同500メートルは神谷衣理那(毎日元気)が37秒57の11位、小平が37秒61で12位だった。

 男子団体追い抜きで日本は悪夢のような結果だった。最初に先頭を滑った阿部が、1周すぎで転倒。高速リンクでのW杯は今回が最後で、五輪出場枠獲得の実質的なラストチャンスだったが、記録なしに終わった。控えメンバーだった阿部は第1戦で滑っていなかったが、スピードを買われて出場した。最初の1周は想定通りの速いタイムで入っていただけに、悔やまれる結末。阿部は「きょうで五輪出場枠を取るぞ、と強い気持ちで臨んだが…」とうつむいていた。

 【男子】▽団体追い抜き (1)オランダ3分35秒60=世界新(2)米国3分37秒22(3)韓国3分37秒51

 ※日本=阿部、中村、ウィリアムソン=は途中棄権

続きを表示

2013年11月18日のニュース