三保ケ関部屋が千秋楽 力士らは春日野部屋へ「寂しいの一言」

[ 2013年9月29日 20:38 ]

 大相撲の横綱北の湖や大関北天佑らを生んだ伝統の三保ケ関部屋が秋場所千秋楽の29日、幕を閉じた。三保ケ関親方(元大関2代目増位山)が九州場所中の11月16日に65歳の定年を迎え、後継者もいないことから今場所限りの消滅は既に決まっていた。

 ロシア出身の幕内阿覧ら力士8人、待乳山親方(元小結播竜山)や行司らは同じ出羽海一門の春日野部屋へ移籍予定。10月3日の日本相撲協会理事会で決定する。

 父で先代師匠(元大関初代増位山)から1984年11月に部屋を引き継いだ三保ケ関親方は「寂しいの一言。やり切ったという達成感よりも、無事に終えられた安堵感の方が大きい」と述べた。

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2013年9月29日のニュース