山下“自宅通勤効果”だ!15位→9位浮上

[ 2013年9月29日 06:00 ]

16番、第3打を放ち笑顔の山下和宏(右)

男子ゴルフツアー パナソニックオープン第3日

(9月28日 大阪府茨木市 茨木カンツリー倶楽部=7328ヤード、パー71)
 大阪出身の山下和宏(39=ザ・サイプレスGC)が3バーディー、2ボギーの70で通算3アンダーとし、15位から9位に浮上した。今週は自宅通勤。子供の声で1日の疲れを癒やす“マイホーム効果”で、難コースに挑んでいる。首位と4打差の最終日にプロ16年目でのツアー初優勝を目指す。S・J・パク(27=韓国)が68を出し、通算7アンダーで首位に立った。

 18番で6メートルのバーディーパットを沈め、一つ伸ばした山下は“マイホーム効果”を口にした。「家だと時間が長く使えます。ご飯を食べて、子供とお風呂に入って、マリオをしたり。テレビゲームのね」。戦略性が高い難コースと戦って心身はヘトヘト。その疲れを癒やしてくれるのが、妻と2人の子供だ。

 自宅はコースがある茨木市と隣接する高槻市。大阪市内の自宅は自動車で15分の距離にある。大会前は「どこに飛ぶか分からない」というほど1Wショットが不調だったが、イチかバチかで2日目に練習でもほとんど打ったことがない1Wを使用すると、これがはまった。逆転Vに可能性を残す4打差に付けた。最終日は家族が観戦予定。自然と気合が入る。「やりますよ!ちょっと強がりですけど」。愛する妻子に初勝利を見せるべく、パパが勝負に出る。

 ▼2位・平塚哲二 難しかった。第2打で200ヤード以上も残ったホールが5~6回あった。参りましたね。(11年大会王者。2バーディー、2ボギーの71)

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2013年9月29日のニュース