稀勢の里が２７歳の誕生日「相撲界では、もういい年。焦りは…」

　綱とりの大関稀勢の里が３日、２７歳の誕生日を迎えた。「一般社会ではまだまだだけど、相撲界では、もういい年。焦りはどこかにはあると思うけど、それに打ち勝たないと（力が）出てこない」と、最高位へ向けて気持ちを新たにした。

　この日は愛知県長久手市の鳴戸部屋で、出稽古に来た横綱日馬富士と１３番取ったが、全体的に素早い動きに対応できなかった。最後は右脚を痛そうにして不安を残し、「なかなか力を出せなかった。自分も低くいこうと思ったけど難しい」ともどかしそうだった。