ウッズ“雑音”に負けず通算７８勝目！最多記録にあと４

プレーヤーズ選手権を制して通算78勝目を挙げ、トロフィーを手に喜ぶウッズ

ＵＳＰＧＡツアープレーヤーズ選手権最終日

（5月12日 米フロリダ州ポンテベドラビーチ　ＴＰＣソーグラス＝７０９３ヤード、パー７２）
　第３ラウンドの残りと最終ラウンドを行い、タイガー・ウッズ（３７＝米国）が最終ラウンドを５バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの７０で回り通算１３アンダーの２７５でツアー通算７８勝目を挙げた。ウッズは今季出場７試合目で４勝マーク。サム・スニード（米国）のツアー最多勝利記録にあと「４」と迫った。首位で最終ラウンドに突入したセルヒオ・ガルシア（３３＝スペイン）は１７番（パー３）の第１打を２回連続で池に打ち込み自滅した。

　第３ラウンドの残り４ホールを消化して最終ラウンドに突入したウッズは１４番でダブルボギーを叩いたが、１５番では絶妙のバンカーショットでパーをセーブ。終盤で大きく崩れなかったことが勝因となった。前日には林の中からショットした際に歓声が湧き起こり、フェアウエーで打つ寸前だったガルシアが「周囲のことも少しは考えろ！」と激怒。一夜明けても「間違ったことは言っていない。彼はツアーの中で最もいい選手だとは言えない」と怒りは収まっていなかった。しかし最終ラウンドをガルシアの１組前でプレーしたウッズは「彼が文句を言うのは驚きじゃない。最終日は必要なことをきちんとやったまでだ」と淡々とプレー。１７番と１８番で計３回も池につかまって８位に沈んだガルシアとは対照的に、土壇場できっちりスコアをまとめて勝者となった。

　≪最終日首位なら勝率９３％≫ウッズが最終ラウンドに首位で突入した場合の勝率は９３％（５７回中５３勝）。シーズン４勝以上は１２回目となった。ウッズの今季獲得賞金は５８４万９６００ドル（約６億円）で２位スネデカーとの差は約２４６万ドル（約２億５０００万円）の大差。