33歳小野健在3階級制覇!「一日一日が勝負」

[ 2013年5月13日 06:00 ]

熊代佑輔(上)を破り、3階級制覇を果たした小野卓志

柔道全日本選抜体重別選手権最終日

(5月12日 福岡国際センター)
 来月25日に33歳となる小野が100キロ級を制し、大会初の3階級制覇。05年には81キロ級、11年には90キロ級で銅メダルを獲得した世界選手権の舞台への“復帰”も決めた。「今、柔道は苦境にある。現役でやっている選手が柔道を好きになってもらえるような柔道をすることが一番だと思った」。

 昨年のグランドスラム東京を制した小林から一本を奪うなど、技の切れは健在。「初戦で腕がパンパンになった」と周囲を笑わせる余裕もあった。同い年の鈴木桂治コーチとともに世界に再び挑む小野は「一年一年というより、一日一日が勝負。今は技術とか戦い方とか貪欲に学びたくて、毎日が楽しい」と充実した表情を見せた。

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2013年5月13日のニュース