70歳青木エージシュート「有言実行でうれしい」

[ 2013年5月13日 06:00 ]

68のエージシュートを達成した青木(右)はチエ夫人と抱き合って喜ぶ

ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント最終日

(5月12日 千葉県佐倉市 麻倉ゴルフ倶楽部=プロ6956ヤード、シニア・アマ6489ヤード、パー72)
 プロ28人、著名人28人が参加して行われ、プロの部では大会実行委員でもある70歳の青木功(フリー)が9バーディー、5ボギーの68をマーク。69歳で出場した11年9月のシニアツアー、コマツオープン第1日に69を出して以来、自身5度目のエージシュートを達成した。通算5アンダーで15位に入った。昨年覇者の池田勇太(27=日清食品)が、通算12アンダーで連覇を飾り、大物ルーキー松山英樹(21=東北福祉大)は通算7アンダーで8位だった。

 最終9番。9つ目のバーディーで締めくくると青木は手を上げて声援に応えた。「有言実行でエージシュートを達成できてうれしい」。10日の前夜祭で「やるなら60台で」と宣言した通り、68の好スコアで年齢以下で回るエージシュートを達成した。シニアツアーで3度、67歳だった10年のこの大会でも66を出しており自身5度目の快挙だ。

 9番で4メートルをねじ込むなど好調なパットが原動力だった。最大の危機は8番、池越えの170ヤードパー3。UTでの第1打が向かい風であわや池ポチャのミスショットに。そこから1・5メートルに寄せてパー。バーディー締めにつなげた。「丁寧にゴルフをやってれば神様が応援してくれるんだ」

 昨年まではオフに2週間集中して体づくりしたが、負荷をかけすぎ背中や腰を痛めていた。今年は2~3月にハワイなどで長い時間をかけて軽い負荷のトレーニングをこなした。新たな調整法が好結果に結びついた。

 若手にも手本を見せた。松山も「(つるやオープンでエージシュートを達成した)ジャンボさんもそうだし、やっぱり凄いな」と最敬礼だ。貫禄を示した青木は「これからシニアでもレギュラーでも少しは戦えるかな」と満足そうに笑った。

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2013年5月13日のニュース