バッハ氏が立候補表明 IOC会長選の本命「準備はできた」と意欲

[ 2013年5月9日 20:50 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ副会長(59)=ドイツ=が9日、退任するジャック・ロゲ会長(71)=ベルギー=の後任を選ぶ9月の会長選に立候補することを正式に表明した。電話記者会見し「多様性を保っての結束」をモットーに掲げた。

 バッハ氏は1976年モントリオール五輪のフェンシング金メダリストで、ドイツ・オリンピック委員会会長。会長選には今後、複数の候補が立つとみられるが、本命視されている。「スポーツ、経済、政治、法曹などの分野でリーダーの経験を積み、準備はできた」と意欲を示した。

 91年にIOC委員に就任したバッハ氏は、弁護士の知識を生かし、法務委員長などとしてIOCを実務面で支えてきた。

 ロゲ会長は2期、12年の任期を終え、9月10日にブエノスアイレスでの総会で新会長が選出される。(共同)

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