元琴光喜が出廷、協会側証人に出羽海理事 大関の地位確認訴訟

[ 2013年5月9日 20:15 ]

 野球賭博に関与したとして日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏が処分を不服として大関の地位確認を求めた訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁で行われ、田宮氏と協会側の証人として出羽海理事(元関脇鷲羽山)が出廷した。

 初出廷した田宮氏は、当初は関与を否定しながら一転して認めた理由を「理事長(当時の武蔵川理事長=元横綱三重ノ海)自身が厳重注意で済ますと言ってくれたから」と明かした。

 当時は事業部長だった出羽海理事は田宮氏が初めは否定したことを重視したとして「重要性、事の大きさは解雇になってもしょうがないと思いました」と述べた。

 協会に解雇された例では、中国出身の蒼国来が八百長問題をめぐる地位確認訴訟で勝訴し、復帰が認められた。

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2013年5月9日のニュース