「暴力の根絶プロジェクト」議事録公開 全柔連が透明性アピール

[ 2013年5月9日 20:20 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は「暴力の根絶プロジェクト」第1回会合(4月15日)の議事録を9日までに公式サイトで公開した。組織の透明性をアピールする狙いがある。女子代表での暴力指導問題を検証した第三者委員会が3月に出した提言で、全柔連は再発防止とともに情報公開を求められていた。

 プロジェクトのメンバーには第三者の有識者も入っているため、公開された議事録では発言者の名前を伏せた。暴力の定義などがテーマだった第1回会合では「暴力が問題視されてこなかったのは閉鎖的だったから」「暴力は人権侵害であることを忘れがちではないか」といった厳しい指摘や、「段位を得た者は精神的にも鍛えられているだろうという善意の解釈があった」と指導者認定の甘さを問う声が記された。

続きを表示

2013年5月9日のニュース