桜井有希 攻めの自己最高2位 4戦連続予選落ちも自分見失わず

[ 2013年4月15日 06:00 ]

自己最高の2位に入った桜井

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン最終日

(4月14日 兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6444ヤード、パー72)
 ツアー6年目の桜井有希(24=スターツ)が強風の中で70をマークし、通算3アンダーで自己最高の2位に食い込んだ。昨年、米国生活で腕を磨き、今季が勝負の一年。初シード獲りへ夢が膨らんだ。70で回った金ナリ(27=韓国)が通算4アンダーで10年大王製紙エリエール・レディース以来、3年ぶり2勝目を飾った。

 18番で、桜井は同組の金ナリに2打差を付けられていた。第2打のテーマは勝敗よりも将来。「優勝争いはこれからもしていく。追う立場だからヒヤリとさせるショットを打とう。そうキャディーと話しました」。残り168ヤードを、7Iでピン手前1メートルに付けるバーディー締め。狙い通り金ナリに重圧を与え、今後に向けて収穫を得た。

 昨年は米フロリダ州のゴルフアカデミーで“武者修行”。米ツアーにも初出場し、アーカンソー選手権では予選突破(69位)も果たした。この経験が生き、今季の出場権を懸けた予選会は2位に入った。開幕から4戦連続で予選落ちをしていたが、「練習ラウンドのように、プレッシャーをかけすぎずに打とう」と考えたことが自己最高の2位につながった。森田理香子の京都学園の1年先輩。08年には欧州女子ツアーの参戦経験もある24歳が、飛躍の一歩をしるした。

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