柔道の福見が引退 結婚前提で交際中、ロシアのコーチに

[ 2013年4月15日 18:34 ]

ロンドン五輪に出場した福見友子

 ロンドン五輪柔道女子48キロ級代表で2009年世界選手権優勝の福見友子(27)=了徳寺学園職=が15日、現役引退を発表した。千葉県浦安市で記者会見し「夢に見た五輪の舞台に立ち、本当に幸せな柔道人生だった。自分自身でやり切れた」と話した。今後は了徳寺学園や母校の筑波大で指導し、ロシア女子代表チームの臨時コーチも務める。

 福見は茨城・土浦日大高2年だった02年に谷亮子(当時田村)の連勝を65で止める金星で注目された。背負い投げを得意とし10、11年の世界選手権は準優勝。金メダルを期待された昨夏の五輪は5位だった。

 谷の壁に何度もぶつかった競技人生を「山あり谷あり」と表現し「谷さんを通じてすごく成長できた。こつこつと練習して五輪を経験できたことを大きな誇りとしたい」と、すがすがしい笑みを浮かべた。

 会見後、結婚を前提とした交際中であることを明らかにした。

 ▼筑波大時代に指導した山口香氏の話 最後の最後で五輪出場につなげたところに彼女の強い信念と頑張りを見た。ずっと勝ち続けてきた選手ではないからこそ、その経験が指導者として生きてくるだろう。

続きを表示

この記事のフォト

2013年4月15日のニュース