全柔連が会合 暴力根絶のポスターを全国の道場に掲示へ

[ 2013年4月15日 20:55 ]

「暴力の根絶プロジェクト」第1回会合を終え、報道陣の質問に答える全柔連の山下泰裕理事

 全日本柔道連盟(全柔連)は15日、東京都文京区の講道館で、暴力指導問題の再発防止策などを検討する「暴力の根絶プロジェクト」の第1回会合を開き、暴力の定義や暴力行為が発生した際の対処法、作成するガイドラインの内容などを討議した。

 責任者のロサンゼルス五輪金メダリスト、山下泰裕理事は約3時間の話し合いの後、「柔道界の信頼が失われている。指導者の意識改革をどのように徹底していくか。真剣に取り組んでいく」と述べた。暴力根絶のポスターを全国の道場に掲示していく意向を示し、今後は週1回のペースで会合を開く予定という。

 プロジェクトはソウル五輪銅メダリストの北田典子さん、中学、高校の指導者、大学教授ら有識者などメンバー17人で構成。6月の全柔連理事会までに指導法の具体案などをまとめる。

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2013年4月15日のニュース